チャイコフスキーコンクール

この1週間はチャイコフスキーコンクールが始まり、一次・二次予選が終了しました。
明日からはファイナル。私は三日間ほぼ同じ席を買ったので、しっかり見てきます。

私の日本の師匠 の同門である後輩が、チャイコフスキーコンクールの為にモスクワに来ていました。

私は ちょっとインタビューの通訳やサポートをしに彼女の応援を側でさせていただきました。

二次の開始10分前くらいに ホール内に火事騒ぎが起こり、煙がすごく、中に座っていられないくらいの煙で ホール内にいた人は一旦外に出て、もちろんコンクールは1時間半押しで始まり、スタンバイ完了していた彼女はいつ始まるのか 確かな情報が少ない中待たされ、しかもトップバッターだった彼女。
しかし、ロシア人の聴衆の前で 堂々と自分の音楽を表現していて、私はすごいと思いました。
ピアニストの問題もあり 絶対弾きにくい環境なのにもかかわらず。

一次後のインタビュー。
今回 後輩のサポートをしていて、
ロシアという未知の国への不安や、ロシア語の不安、などが 4年前 コンクールを受けていた自分に もし無かったら…と少し思いました。

あの時はロシアに来てまだ1年で、モスクワの生活に慣れること、新しいロシアの先生のペースについていくこと、そしてロシア語に… 
と、とにかく がむしゃらにいろんなことを頑張っていた。

頑張りすぎて 手を壊して 精神的にも余裕が無く プレ審査で弾いた時 物凄く緊張したのを覚えています。

まぁ、あれがあるから今があるのですがね。

Violinist Hiroko NINAGAWA

The Official Website of Violinist Hiroko NINAGAWA from Moscow

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